Nissho

2023.12.08

カーポートのサイドパネルとは?種類や取り付けるメリットについて

カーポートのサイドパネルには、雨や風から車を守るだけではなく、紫外線や車内の温度上昇などを防ぐ効果もあります。しかし、カーポートのサイドパネルにはどのような種類があり、自宅にはどのタイプが良いのか、わからない方も少なくないでしょう。
ここでは、カーポートのサイドパネルについて、種類や利用するメリットなどを詳しくご紹介していきます。

カーポートのサイドパネルについて

カーポートのサイドパネルは、別名目隠しパネルとも呼ばれます。その名の通りカーポートの横部分に付けるパネルのことで、車を周りから目隠しする目的としても利用されています。

カーポートを設置する目的の多くは、雨や風、雪などから車を守ることですが、サイドパネルをつけることによって、車をさらに強力に雨風や砂ぼこりなどから守ることができます。また、サイドパネルをつけることによって冬の間はカーポートの側面から入る雪を防ぎ、夏は紫外線から守ってくれる役割を持っています。

大切な車を少しでも傷つかないようにしたい方や、周りの家、道路からの視線が気になる方は、サイドパネルの設置をおすすめします。

サイドパネルの種類

チェック

次に、サイドパネルにはどのような種類があるのか、それぞれ確認していきましょう。

波板

カーポートのサイドパネルとしてDIYでよく利用されている種類です。ポリカーボネートと呼ばれる素材でできており、言葉通り波型の形状で、強度が高いことも特徴の一つです。

波板はホームセンターなどでも購入できるため、自分でカーポートに設置しようと思っている方には手軽に手に入り、カラーもいろいろ選べるため人気です。

すりガラス状に見えるものもあり、横からは丸見え状態にならずに済むため、目隠しとして利用したい方にもおすすめです。

平板

平板タイプのサイドパネルは、その名の通り波板とは異なる平らな板を利用したサイドパネルで、波板と同様によく利用されています。

平板タイプの特徴としては、升目状に平板パネルを組み合わせて設置するタイプのものや、ブラインドのように横に長い平板を設置するタイプのものなど、さまざまな種類があり、自宅の雰囲気に合わせてデザインを選ぶことができます。

透明以外にもさまざまなカラーがあるほかが、木調などのタイプもありオシャレなカーポートを演出できます。

デザインパネル

デザインパネルは、カーポートをよりオシャレにしたい方や、自宅の雰囲気に合わせるだけではなく植物をデコレーションするなど、エクステリアにこだわりたい方におすすめのパネルです。

ただ目隠しに利用するためではなく、カーポート全体をシャープな印象にしたい方や、家のデザインに合わせて統一されたい方、こだわりたい方などは、オリジナルデザインのサイドパネルがおすすめです。

特に、スクリーン用格子と呼ばれるタイプは機能性とデザイン性が両立されていて、外観がオシャレでシャープな印象となります。

スクリーン用格子

防雪ネット

防雪ネット

寒冷地では、防雪ネットというタイプも利用されています。夏の間は取り外しも可能となっており、通常のパネルよりも安価なため雪除けに利用したい方におすすめです。

サイドパネルを利用するメリット

メリット

次に、サイドパネルを利用するメリットについて、詳しく見ていきましょう。

雨・風よけになる

サイドパネルを利用する方の多くは、雨よけや風よけとしてメリットを感じていることでしょう。サイドパネルを設置する目的として、雨や風などから愛車を守り、車に乗車するときに雨や雪などによって身体が濡れたり、車内が濡れるのを防ぐというものがあります。

また、雨や風よけになることで、大切な車を守ることができます。
雨や風は上からだけではなく横からも吹き込んでくるため、カーポートの屋根だけでは大切な愛車を守れません。横殴りの雨などから車を守るためにサイドパネルは役立つでしょう。

紫外線を防ぐ

サイドパネルが愛車を守ってくれるのは雨や風からだけではありません。ポリカーボネートの場合、紫外線を通さない素材のために愛車を紫外線から守ってくれます。

直射日光を浴び続けてしまうと、紫外線によってボディの塗装が色あせてきてしまい、車にダメージを与えてしまいます。そのような紫外線から守ることができるのも、サイドパネルを利用するメリットと言えるでしょう。

目隠しできる

カーポートに愛車を保管している方の中には、周りからの視線が気になるという方も少なくないでしょう。特に、高級車や外車に乗っている方は目立つため、周りからの視線が気になってしまう方もいるでしょう。

そのような場合にも、カーポートのサイドパネルがあれば、周りからの視線も気にならずに済みます。サイドパネルにはさまざまな種類のものがあり、すりガラス状に見えるものや、ブラインドタイプのもので中が見えにくいタイプのもの、黒や茶色などで周りからは車が見えないようにするタイプのものなどさまざまあり、目隠しとして利用できるのもメリットです。

車内の温度上昇を抑えられる

夏場になると、車の中は高温状態になります。特に直射日光などを浴びている車は、車内の温度が高温になり、乗車したときのムワッとした空気に耐えられない方も多いでしょう。

そのような夏場の車内温度上昇を抑えることができるのも、サイドパネルを利用するメリットと言えるでしょう。わざわざ出かける前にエンジンをかけてエアコンで車内を冷やすといった手間もサイドパネルがあることで軽減される可能性があります。

砂ぼこりなど傷や汚れを防げる

サイドパネルがあると、愛車を砂ぼこりなどから守ることが出来ます。普段の風が強い日などは砂ぼこり程度で車にそこまで大きな傷はつきませんが、サイドパネルがない状態で砂ぼこりが車につき続けると、細かな傷になり、大切な愛車を傷つけてしまう可能性があります。

また、台風などかなりの強風の場合には、砂ぼこりだけではなくさまざまなゴミや小石などが風で飛ばされて愛車に当たる可能性があります。また、大きな飛来物があっても、サイドパネルがあれば安心できるでしょう。

雪よけになる

寒冷地の中でも豪雪地帯にお住まいの方は、一晩の雪であたりが雪だらけになり道がない状態になることがあるでしょう。そのような日はサイドパネルがなければ横殴りの雪で車も覆われてしまいます。

しかし、サイドパネルがあると、雪はある程度車の周りにつきますが、車のドアを開けたり車に乗り込むスペースは確保できるでしょう。すぐにエンジンをかけて車を温めたいときなど、サイドパネルがあることですぐに車に乗り込むことができます。

サイドパネルを利用するデメリット

デメリット

次に、サイドパネルを利用するデメリットについても見ていきましょう。

風の影響を受けやすくなる

サイドパネルを利用すると、メリットの方が多いですが、あえてデメリットを挙げるなら、風の影響を受けやすいということです。

サイドパネルは丈夫なため、大抵の風には負けませんが、風の影響を強く受けてしまうため、サポート柱などの取り付けが必要になります。

コストが掛かる

サイドパネルをつける場合、設置にコストが掛かってしまいます。本来はプロの業者に依頼するべきですが、自分でDIYする場合にもサイドパネルの素材自体の費用など、コストが掛かってしまうというデメリットがあります。

サイドパネル設置のポイント

ポイント

次に、サイドパネルを設置する際のポイントを確認していきましょう。

正規メーカー製のパネルにする

サイドパネルを設置する際、波板をホームセンターで購入することでDIYが出来るとお伝えしましたが、キレイに設置するなら、正規メーカー製のパネルで、プロの業者に設置してもらう方が断然キレイに仕上がります。

設置場所を考慮する

設置場所や高さを考慮しないと、日陰ができてしまって植物や家庭菜園に影響を与えてしまったり、うまく目隠しにならないなど、思わぬ事態に発展してしまうため、高さや場所などはプロの業者に相談することをおすすめします。

地域環境を考慮する

寒冷地にお住まいの方などは、冬の時期に沢山雪が降る地域もあるため、雪の影響をどれくらい受けてしまうか、地元の業者などに相談して、強度の高いサイドパネルを設置することをおすすめします。地域環境も考慮して検討しましょう。

DIYではなくプロの業者に依頼

サイドパネルの設置は自分でやるよりもプロの業者に施工してもらうのがおすすめです。DIYで失敗してしまったり部品を間違えて購入してしまうと、結局無駄な費用や時間をかけてしまうことになるため、はじめからプロの業者に依頼してキレイに設置してもらうのがおすすめです。

サイドパネル設置の時の注意点

注意点

最後に、サイドパネルを設置するときの注意点についてご紹介いたします。

サイドパネルを設置する際には、サポート柱を取り付けることで強度を高めたり、設置場所や素材に注意することが必要です。大きさやデザインなども注意しなければ自宅のカーポートのデザインに合わなかったり、目隠しにならなかったりするため、設置する際には失敗しないように注意しましょう。また、DIYする際には危ないので一人で行わないようにしましょう。

まとめ

ここまで、カーポートのサイドパネルについて、どのようなものなのか、種類はどんなものがあるのか、利用するメリット・デメリットや注意点などをご紹介してきました。

商品によって種類や価格なども異なり、地域によっては積雪への対応機能も付いているものがあるため、素材や商品もしっかり選ぶことが必要です。

カーポートのサイドパネルを設置するときは、設置場所や環境に考慮することと、プロの業者に相談してキレイに設置するようにしましょう。

せっかくのキレイな自宅の景観を損なわないように、プロに依頼することがおすすめです。

facebook

twitter

line