Nissho

2022.11.05

知ったら網戸が愛おしくなる!可愛い網戸部品〜網押さえゴム編〜

【アミドクター赤間】Nisshoのマスコットキャラクターであり助手のヨミガエルくん、今日はきみの誕生秘話を教えてあげましょう。

【ヨミガエル】ちょうど最近、僕も気になっていたんです。なぜカエルになったんですか?

【アミドクター赤間】なぜカエルなのかというと・・・「リフォームでお家が見違える!蘇る!」という言葉のダジャレで、ミチガエル&ヨミガエルというカエルのキャラクターとして約15年ほど前に誕生しました。

また、このキャラクターの原案はじつはイラストレーターさんやデザイナーさんではなくて、なんと社員の落書きだったそうなんです。

【ヨミガエル】へえ〜!!僕の生みの親はなんと社員さんだったんですね!ありがたいなぁ〜。

さてアミドクター、きょうはどんなお話しですか?

【アミドクター赤間】きょうは、みなさんに網戸についてもっと知ってほしいという企画、「知ったら網戸が愛おしくなる!かわいい網戸部品」パート2です。

きょうは網戸を構成するうえでかかせない大事なパーツ、「網押さえゴム」についてお話ししようと思います。このパーツはその名の通り、枠にネットをとめるために使われるゴムです。

網戸の枠には溝があり、そこにネットの4辺とこのゴムを入れ込むことでネットを固定しています。

見えにくいですが・・・ネットの端の黒い部分が「網押さえゴム」です!

【ヨミガエル】きょうはその網押さえゴムについて深堀りですね!

【アミドクター赤間】網押さえゴムは、これがないとネットが張れないというくらい、網戸にとって超重要アイテム!

専門的な呼び方は「ビート」です。名前に「ゴム」とついていますが、メーカーによっては樹脂素材のものもあり、Nisshoも基本的には樹脂のものを使用しています。

種類は、われわれNisshoが保有しているものでは直径2.5mm~9.0mmまで、0.1mmごとに設定しているのでおよそ60種類ほどになります。

なんでこんなに細かい違いのものが多彩にあるのかというと、網戸の枠にある「網押さえゴム」が入る溝の幅はその網戸が作られた時代やメーカーによって違うので、さまざまな時代・メーカーの網戸の張り替えに対応できるように豊富な種類を用意しています。

また、素材やメッシュ数によってネットの厚みも変わるので、そのわずかな変化にも対応してぴったりとはまるようにという点もあります。

【ヨミガエル】網押さえゴムがぴったりじゃないとどうなるんですか?

【アミドクター赤間】枠の溝に対して網押さえゴムが太すぎるとネットが引っ張られすぎて網戸枠が歪んでしまうし、ゆるいとネットがたるんでしまうことになります。

【ヨミガエル】なるほど〜!もしゴムが劣化してしまったときはどうしたら良いんですか?

【アミドクター赤間】劣化するとネットがたるんできたりしてしまうので、ネットの張替え一択になりますね。その理由も含めて「網押さえゴムの使い方(ネットの張り方)」の説明をしますね。

〈ネットの張り方〉       

1.組んだ網戸の外枠の上に、張るサイズより大きめに裁断したネットを乗せる。

2.ネットの厚みと溝の幅を考慮しながら、しっかりと止められる太さの網押さえゴムを吟味する。

3.角から網押さえゴムをローラーでしっかりと入れこみ、角が留まったら手でネットをピンと張りながら1辺を網押さえゴムで一気に留めていく。

こちらがゴムを入れ込む「溝」。角にしっかりと入れて・・・
ローラーで1辺を一気に押し込みます!
ローラーのうしろを使って角もしっかりと入れこみます。
ネットがピンと張るように片手を添えて抑えておくのがミソ!

4.残り3辺も同様にゴムで押さえていき、4辺全てが留まったら再度ゴムがしっかりと留まっているかローラーでなぞって確認しながら入れ込んでいく。

5.網押さえゴムの最後の飛び出た端をカッターで切って溝に入れ込み、はみ出たネットをカッターで切って網戸の完成!!

【アミドクター赤間】・・・という方法になるので、たるんできてしまったネットを一度外して調節・解消するということができないのです。

【ヨミガエル】なるほど!たるんだネットは虫も入りやすいですし、早めの張り替えがおすすめですね。でも、できるだけ張り替えをしなくて済んだらありがたいな〜。網戸を長持ちさせるためにはどうしたらいいですか?

【アミドクター赤間】やはり使わない時期は外してしまっておくことです。

特に網押さえゴムは雪や寒さなどで硬くなり劣化しやすいので、寒い地域では網戸を冬の間外してしまっておくと持ちが断然違います。

また、網戸の上枠のアルミ材の隙間に雪が入り込み、それが溶けて凍ると枠が歪んで張り替えができなくなってしまい、枠ごと新しく作らなければいけなくなってしまいます。

【ヨミガエル】そうなんですか!!「冬の間は外して保管」、超大事ですね!!!!

【アミドクター赤間】

網戸は付着した汚れや紫外線でも劣化していきますので、コスパ良く網戸を使うためにも、面倒かもしれませんがマメに外してお手入れをしていただくことが大切です。

ちなみにここだけの話ですが・・・日々たくさんの網戸と向き合っているうちの工場の方は、網戸の枠を見ればいつも手入れをしている方か、そうじゃないかが大体ひと目でわかるそうですよ。

【ヨミガエル】さすが!プロの目ってすごい!!今回もちょっとマニアックな網戸のお話、ありがとうございました!

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