2024.03.30
アミドクターが解説!「覚えておいて損はなし!不思議な窓の名前」のお話
【ヨミガエル】アミドクター、今日はどんなお話ですか?
【アミドクター赤間】このコーナーでは網戸やリフォームのことなどさまざまなお話しをしてきましたが、その中で「不思議な窓の名前がよく出てくる」というコメントをいただいたことがあります。そこできょうは、「覚えておいて損はなし!不思議な窓の名前」について特集したいと思います。
【ヨミガエル】建築用語など、聞きなれない言葉がたま〜に出てきましたよね。たとえばどんな窓の名前ですか?
【アミドクター赤間】たとえば、“はめ殺し窓”と呼ばれる窓があります。これは主に外からの光や、眺めの良い外の景色を取り入れるための窓で、吹抜けや階段、天窓、また高層階のホテルなどで絶対に開かないようになっている窓を見たことがありませんか?このような開閉機能のない窓のことを“はめ殺し窓”と呼びます。
最近では「FIX(フィックス):固定する」という意味の“FIX窓”という呼び方に変わってきていますが、今でも現場ではまれに“はめ殺し窓”というワードが飛び交っています。
【ヨミガエル】突然「はめ殺し窓が・・・」というワードが出るとちょっとビックリしそうです!笑
【アミドクター赤間】つづいて“掃き出し窓”という種類の窓もあります。これは窓の下が床面と同じ高さ、つまり足元まであり、人が出入りできる引戸式の大きなサイズの窓のこと。
部屋の明るさにも大きく関わることから多くの住宅でリビングなどに採用されている窓で、ベランダとの出入り口にもなることから“ベランダ窓”とも呼ばれます。
もともとは掃除機という便利なものがなかった時代に、ホウキを使ってゴミを窓から外に掃き出していたそうで、その窓のことを“掃き出し窓”と呼んでいたのが由来だそうです。
【ヨミガエル】“掃き出し窓”!由来を聞くとなるほどな〜と思う名前ですねえ。
【アミドクター赤間】また、“腰高窓”というものもあります。その名の通りヒトの腰の高さの部分までは壁で、その上に窓がある、つまり腰のあたりの高さから設置する窓を“腰高窓”と呼びます。“掃き出し窓”とは異なり、床に接しないタイプなので窓の前にベッドやソファなどの家具を置きやすいのがメリットです。
【ヨミガエル】このタイプの窓にもそんな立派な呼び方があったんですね・・・!
【アミドクター赤間】次にご紹介するのは“出窓”です。これは聞いたことがある方も多いかもしれませんが、文字通り、壁から外側に飛び出すような形で設置されている窓です。窓が外側に出ている分、室内側には棚のようなスペースができるため、ここに観葉植物や写真、インテリアを置くなど、おしゃれな使い方ができます。
【ヨミガエル】出窓のある部屋ってなんかおしゃれで憧れます〜!
【アミドクター赤間】トイレなどに設置されている、レバーをクルクル回して角度を変えられる窓がありますが、あのタイプは“ジャロジー窓”といいます。ブラインドみたいな形状をしているため目隠し効果がありつつ、通風の効果も両立した窓で、“ルーバー窓”とも呼ばれています。“ジャロジー”の語源は簡単に言うと「すだれ式の日除け」のことだそうです。
【ヨミガエル】ジャロジー窓!初めて聞きました!今日も初耳のお話ばかりで大変勉強になりました。ありがとうございました!
【アミドクター赤間】そして、本日でアミドクターのレギュラーでの登場は最後となり、今後は超お得な情報や、どうしても言いたいことがある時に登場する予定です。約2年間お付き合いいただき、ありがとうございました!これからも陰ながら、引き続きアミドクターとして地道に活動していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
【ヨミガエル】またお会いできる日をお楽しみに!