2022.10.22
知ったら網戸が愛おしくなる!可愛い網戸部品〜防虫気密材編〜
【ヨミガエル】アミドクター、今日はずいぶんと気合が入っていますね!
【アミドクター赤間】はい!ひとことで「網戸」と言ってもさまざまな部品・パーツがあります。網戸の部品といえば「網」「サッシ」など大きいものを想像しますが、目立たない、地味な部品もいっぱいあって、じつはたくさんのパーツから構成されています。
今回から、そんな網戸の奥深さを知ってもらうために、「知ったら網戸が愛おしくなる!かわいい網戸部品」と題して個性豊かな網戸部品たちをご紹介していきたいと思います。
【ヨミガエル】部品が愛おしい・・・という境地に至るにはアミドクター並みの知識と経験が必要な気がしますが・・・。まずは部品を紐解くきっかけとして、リスナーさんからの質問メールにお答えいただきますね。
《リスナーの方からの質問メール》
アミドクターに質問です。最近、部屋の中に小さな虫が入ってきて困っています。
原因がどこにあるかわからず、見つけ次第退治しているのですが、
網戸に原因があるのでは?と思っています。
仮に網戸に原因があるとして、何をどう対応すれば良いのでしょうか、ぜひ教えてください。
【アミドクター赤間】「虫が入ってくる」というお悩み、非常に多いですね〜。
たとえば、自宅の窓の外が林だったり、畑だったりすると、網戸を閉めているのに虫が入ってきてしまうということがあり得ます。対応としてはまず、以前、このコーナーでも紹介しましたが、「網目の細かさを変えてみる」という方法があります。
網目は「メッシュ」という単位で一般的な網戸は「18メッシュ」か「20メッシュ」というタイプとうことは以前にお話ししましたね。このタイプですと、網目の大きさが1mmほどとなりますので、それ以下のすごく小さなサイズの虫は、かいくぐって室内に入ってきてしまうことがあります。
数字が大きくなっていくほど網目が細かくなっていくので、虫の侵入にお悩みの方は、24メッシュ以上のものに替えると良いかもしれません。24メッシュとなると、網目の大きさは0.8mmほどとなります。たった0.2mmの差ですが、このわずかな差が虫の大きな壁となるんです。
【ヨミガエル】なるほど〜!それ以外にはどこか虫の侵入に関わるパーツはありますか?
【アミドクター赤間】もうひとつ対策をするとしたら、「防虫気密材」という部品を変えるという方法もあります。
防虫気密材は、網戸本体と窓ガラスやサッシ枠との隙間を塞ぎ、虫が入ってこないようにするための部品です。
大きくわけて2種類、毛のタイプとゴムヒレのタイプのものがあります。
以前、毛のタイプは「モヘア」という名称だとご紹介しました。モヘアは、毛の長さが4ミリから40ミリまでの40種類ありますし、ゴムヒレのタイプも、8ミリから30ミリまで40種類あります。
窓のタイプによって隙間の幅が異なりますし、1mm単位でぴったりのものをつけなければ虫の侵入を許すこととなりますので、それだけの種類が必要になります。
ゴムヒレは劣化すると硬くなりあとがつくため隙間ができやすく、どちらかといえばモヘアの方が虫が入りにくいと言えます。Nisshoで新規作成する網戸にはモヘアを取り付けています。
虫の侵入についてのお悩みは、地域や立地の状況で、かなり変わってきます。
【ヨミガエル】でも、種類がありすぎてどの細かさの網目が良いのか、どの防虫気密材がベストなのかは、個人では決められないことが多いと思います・・・。
【アミドクター赤間】そんな時こそNissho!誰かに相談したい!と感じましたら、ぜひNisshoにご相談ください。