2022.07.02
アミドクターがこっそり見せます!丈夫な網戸を作る「開発のウラ側」
【ヨミガエル】さてアミドクター、きょうはどんなお話ですか?
【アミドクター赤間】今日は、網戸の製作過程のお話をしようと思います。
実は網戸にもJIS規格、いわゆる日本の国家基準があります。
実際に網戸にJISマークが付いているわけではないのですが、丈夫な網戸を作る基準があるんです。
そのために、我々網戸メーカーが日々やっている作業、つまり網戸製作の裏側についてのお話です。
【ヨミガエル】前回も網戸の実験の話をしてましたよね?
【アミドクター赤間】前回、グラスファイバーの網戸にタバコの火を押し当てる実験をしたという話をしましたが、丈夫な網戸を作るために、ほかにもさまざまな試験を行っています。例えば【網戸の性能試験】です。
この中の「開閉繰返し試験」では、戸車を1万回動かすという試験があります。つまり網戸を開けたり閉めたりを1万回やる試験です。
これをやることにより、「開閉に異常なく、使用上支障となる変形・損傷がないこと」を試験によって証明します。
たとえば1日1回365日網戸を開閉したとして、1万回だと約27年かかる計算になるので、なかなか長い年月問題なく使えるということになります。
【ヨミガエル】それはすごい長持ちですね!
【アミドクター赤間】ちなみに、アミドクターは反復横跳び30回でダメになっちゃいます…。
それから、「ネットの保持力試験」というものもあります。これは、網戸を横にしてネットの上に10キロの重りを乗せ、壊れないかどうかを確認する試験です。
これをやることにより、「網戸の本体に破壊や脱落がない事、また重りを取り除いた後に変形したままになっていないか」や、「網戸のネットに破れやほつれ、外れが無いこと」を確認しました。
この時は50キロの重りを乗せたあたりからついにネットがほつれ始めましたが、網戸はかなり丈夫につくられていることがわかりますよね。
ちなみに、アミドクターは50キロの重りを持つと腰が壊れます。
【ヨミガエル】なんだか不要な「ちなみに情報」が多い気がしますが(笑)、それらの地道な努力があって1枚の網戸が完成するんですね!
【アミドクター赤間】Nisshoでは、1枚1枚の網戸を丁寧に丁寧に丁寧に作っています。
そして、わたくしアミドクター含め社員全員が、誰にも負けない網戸愛を持っています。
【ヨミガエル】なるほど!Nissho社員の汗と涙と愛といろいろなものがつまった網戸。ぜひ皆さんに使っていただきたいですね!
【アミドクター赤間】網戸についてより詳しく知りたい方は、こちらの網戸講座やこちらの「Nisshoが網戸をあきらめない理由」ページをぜひご覧ください!