2023.06.03
アミドクターと学ぶ!「処分後の網戸」のお話
【アミドクター赤間】ヨミガエル くん、今日はちょっと真面目なお話をしようと思いますよ。このコーナーでは、“網戸の交換”について何度かお話していますが、きょうは、取り変えた網戸がその後どうなるのか、というお話をしたいと思います。
【ヨミガエル】網戸のその後についてですか、考えたことなかった・・・。とっても気になります!
【アミドクター赤間】網戸は紫外線や雨、風、大通りに面している場合は排気ガス、またはペットのいたずらなどの原因で、設置されている場所や環境によって消耗する時間は多少変わりますが、およそ15年ほどが寿命であると言われています。
【ヨミガエル】15年。意外と長いような、短いような・・・。
【アミドクター赤間】では実際に変えた場合、古くなった網戸はどうすれば良いのか、どこへ行くのか。まずは「網戸の処分の方法」についてです。
一般的に、網戸をゴミ回収に出す場合、粗大ゴミとして出すことが多いです。ただ、自治体によってゴミ出しのルールが違うので確認が必要です。しっかりと確認してから処分しなければいけません。
【ヨミガエル】なるほど。捨てる以外に方法はあるのでしょうか?
【アミドクター赤間】じつは網戸の枠の素材として使われているアルミはリサイクルすることが可能です。古くなった網戸のアルミを溶かして新たな網戸となったり、ほかのアルミ製品に生まれ変わって使われる場合もあります。
しかも、使用済みのアルミ缶などの材料からリサイクル材である「再生地金」を作るためのエネルギーは、新しい地金を作るエネルギーのたった3%!ということは、リサイクルすることで97%ものエネルギーが節約できると言われています。なので、ゴミとして回収された網戸もSDGsの取り組みとして、ただ破棄するというよりも新たな形に生まれ変わって使われることが多いです。
そもそもアルミは他の金属に比べて錆びにくく耐久性も高いため、「地球にやさしい素材」と言えます。さらにそれをリサイクルすることで、もっともっと地球にやさしい素材になる、ということになりますね。
【ヨミガエル】アルミは地球にやさしい素材。知りませんでした!勉強になります・・・!
【アミドクター赤間】もちろんNisshoでも、網戸の交換の際には古い網戸を引き取り、地球のためのリサイクルに協力しています。
ちなみにここだけの話なんですが、アルミ自体の価格も近年上昇していますので、各メーカーでリサイクルされた再生アルミを使う動きも活発になっています。
あたたかくなってきて夏を前に網戸を交換しようと考えている方もいると思いますが、回収された古い網戸も新しいアルミ製品に生まれ変わるんだな・・・という網戸の来世とSDGsな取り組みについて思いを馳せていただけると嬉しいです。
【ヨミガエル】来世は何に生まれ変わるのか、楽しみですね!アミドクター今日もありがとうございました!